公開日 2023年1月24日
東京都渋谷。
MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店が2023年1月31日で閉店する。
理由は書店側にあるのではなく、テナントとして入っていた東急本店(東急百貨店渋谷本店)の閉店に伴ったものだった。
跡地には大型複合施設ができる予定だが、そこに同店が入居するのかは未定。
書店が入るかどうかも、発表されていない。
大型書店は不便になったのか。
求められていることは、品揃えの豊富さだけじゃないのか。
そもそも、奇跡的な1冊の出会いそのものに、価値がなくなったのか。
現代の利便性に勝てない動機とは?
みんなが求める本屋のあり方とは?
相次ぐ書店の閉店に考えるべきは、時代への適応か。それとも、大事にしたい理念なのか。
『大型書店が不便』という、本好きには考えられない意見を耳にして、驚いてばかりはいられない。
ニュース記事はこちら(https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20221206/se1/00m/020/015000c)
東京・渋谷の最大書店閉店が改めて暴く大型店の「不便」 永江朗https://t.co/DF8r80CtD3
— Bookness and Thereness 本と出版と情報とその周辺のニュースまとめ (@Bookness2) November 24, 2022
大型書店もその広さと書籍の豊富さによって感じる不便さに、対応していないわけではない。
書店によっては検索できる機械を店内に構えているところもある。
書店員との交流が本好きだけの楽しみでしかないとしても、不便の中でしか得ることのできない楽しみもある。
目的もなく本屋を徘徊することは、未知の扉を叩きながら知らない世界を旅することと同義なのだ。
こういった記事を目にする機会も増える中で、私たちもなにか書店のためにできることはないだろうかと考えました。
書店で本と出会い、新しい知識を吸収し生活に活かしていく…。
本を読むことが人生であり、希望でもあります。
作家の方は物語を紡ぎ、読み手が本を手にして初めて作品となります。
書店に足を運び、自分のフィーリングで手にした本との出会いは、かけがえのないものです。
偶然に見えますが、自分の手元にある本によって人生が変化したと言う方は、案外多いものです。
そんな偶然の本との出会いを大切にしたい…。
そしてこの現状で、書店を繋ぎ続けるために何かできることはあるか…。
私たちは考え、一つの希望を見つけました。
書店応援団プロジェクトを立ち上げ、書店を絶やすことなく”書店文化”を繋げ続けたいと願っています。
―提携している町の書店で店頭買取を行っています。
町の書店で気軽に本が売れます。買い取った本は中古本として販売され、売り上げの一部が書店に還元されます。
―読み終えた本とレシートを一緒に送ると定価の半額が戻ります。
書店での購入の際のレシート提示で定価の半額で買取をすることにより、間接的に書店購入のお手伝いをします。
―提携している町の書店で『寄付ぽすと』を設置しています。
『寄付ぽすと』に読み終えた本を投函すると、本の市場価値相当が書店に寄付されます。
―提携している町の書店で『書店応援ぼっくす 』を販売しています。
『書店応援ぼっくす 』に読み終えた本を詰めて送ると簡単に売ることができます。『書店応援ぼっくす 』の購入代金が書店に還元されます。
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