書店応援団オフィシャル

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2025.07.08

読むだけでゾクッ!夏にピッタリの怪談&ホラー小説ランキングTOP10

蒸し暑く寝苦しい夏の夜、クーラーでは冷やしきれない“本当の涼”を求めているあなたへ──。
背筋をゾクッと凍らせるような一冊を手に取れば、静かな夜の空気が一変し、日常の裏にひそむ“何か”があなたにそっと忍び寄ります。

本記事では、読むだけで心が震え、夜道が怖くなるような傑作怪談&ホラー小説を厳選してランキング形式でご紹介。
霊、呪い、人間の狂気──どこから襲ってくるかわからない恐怖に、思わずページをめくる手が止まらなくなること請け合いです。

この夏は、“ゾクッ”と涼しい読書体験で、忘れられない夜をお過ごしください。

1位 黒い家

著者:貴志 祐介

大手生命保険会社の若槻慎二は、顧客宅で子供の死体を発見。
不審な態度に独自調査を始めるが、それは底なしの悪夢の始まりだった。
『黒い家』は、人間の心の闇が織りなす狂気を、息をのむような筆致で描き出す傑作ホラー。
霊的なものよりも「人間」が一番恐ろしいと痛感させられる、まさに夏の夜にぴったりの最恐の一冊です。

■おすすめポイント
・人間の心の闇や狂気がリアルに描かれている
・巧みな伏線による上質なサスペンス
・日本ホラー小説大賞受賞作

2位 夜市

著者:恒川光太郎

何でも手に入る不思議な「夜市」。
幼い頃、ここで弟と引き換えに「野球の才能」を手に入れた祐司は、罪悪感を抱えながら成長した。
そして今夜、弟を買い戻すため再び夜市を訪れる──。
幻想的でどこかノスタルジックな雰囲気の中、裏切りと死、罪悪感が交錯するこの物語は、ホラーでありながらも心に深く響く感動をもたらします。

■おすすめポイント
・妖怪たちが営む奇妙で美しい世界
・予測不能な展開
・ホラーでありながら、感動的な結末

3位 近畿地方のある場所について

著者:背筋

消息を絶った友人のオカルト雑誌編集者を探す「私」。
彼が追っていたのは、近畿地方にまつわる不気味な怪談や噂が絡み合う“ある場所”の謎だった──。
モキュメンタリー形式で綴られる『近畿地方のある場所について』は、まるで本当に存在するかののようなリアリティが読者を深く引き込みます。
ミステリーの要素も強く、謎が解き明かされるたびに背筋が凍る、新感覚の恐怖を体験してください。

■おすすめポイント
・現実と虚構の境が曖昧になる、圧倒的リアリティ
・謎解きミステリー要素
・じわじわと迫る不気味さ

4位 ぼぎわんが、来る

著者:澤村伊智

新婚生活を送る田原秀樹のもとに届いた、娘の名前を告げる謎の訪問者。
その日から秀樹の周囲で怪異が頻発し、彼はかつて祖父が恐れた“ぼぎわん”の存在を確信する。
愛する家族を守るため、女性霊媒師・比嘉真琴に助けを求めるが、ぼぎわんは想像を絶するほど凶暴だった──。
多角的な視点から描かれる『ぼぎわんが、来る』は、善悪の概念すら揺るがす、まさに戦慄のホラーエンターテイメントです。

■おすすめポイント
・容赦ない恐怖の連続による緊張感
・様々な角度から掘り下げられる物語
・リアルな人間ドラマ

5位 リング

著者:鈴木光司

同日同時刻に謎の死を遂げた少年少女たち。
記者の浅川は姪の死を追う中で、一本のビデオテープに辿り着く。
それは、見たら1週間後に死ぬという“呪いのビデオ”だった──。
限られた時間の中、呪いを解くべく奔走する『リング』は、単なるホラーに留まらない、サスペンスとSFミステリーの要素が融合した金字塔。
論理的な謎解きとスリリングな展開に、読み出したら止まらないこと間違いなしです!

■おすすめポイント
・タイムリミットサスペンス
・ミステリーとしても楽しめる、論理的な謎解き
・日本ホラー小説の代表作!不朽の金字塔

6位 変な絵

著者:雨穴

オカルトサークルの佐々木が知らされたのは、「あなたが犯した罪」というメッセージと奇妙な絵が並ぶブログ。
そこに秘められた、妻”ユキ”の絵の謎を追ううち、すべての事件が繋がり始める──。
今最も注目される作家、雨穴が贈る『変な絵』は、複雑なプロットと巧みな伏線回収、そして絵が織りなす神秘的な雰囲気がたまらない一冊。
ホラーとミステリーが融合した、ページをめくる手が止まらない戦慄の国民的スケッチ・ミステリー。

■おすすめポイント
・不気味で奇妙な絵が誘う謎
・鮮やかな伏線回収
・ホラーとミステリーの融合

7位 ぼっけえ、きょうてえ

著者:岩井志麻子

明治の岡山、遊郭で醜い女郎が客に語り始めた身の上話。
「ぼっけえ、きょうてえ」(とても、怖い)と題されたその告白は、血と汚辱にまみれた地獄道だった──。
心霊現象ではない、人間に潜む根源的な狂気や残忍さを淡々とした筆致で描き出す怪奇文学の傑作。
恐ろしくも美しい、忘れがたい読書体験をあなたに。

■おすすめポイント
・人間の心の奥底に潜む根源的な恐怖
・強烈な郷土色
・文学的な深み

8位 おそろし 三島屋変調百物語事始

著者:宮部 みゆき

過去の事件で心を閉ざした17歳のおちか。
江戸の袋物屋「三島屋」に身を寄せた彼女は、叔父の勧めで客の不思議な話を聞く「聞き役」となります。
人々の怪談が、おちかの心を少しずつ溶かし、成長へと導く──。
江戸情緒あふれる雰囲気の中で、怪談が織りなす心の機微と温かさが胸に迫る物語。
恐怖だけでなく、じんわりとした感動も味わえる傑作です。

■おすすめポイント
・心温まる怪談集
・主人公の成長物語
・情緒あふれる江戸の風景

9位 残穢

著者:小野不由美

転居先のマンションで聞こえる畳を擦る音や赤ん坊の泣き声。
些細な怪異から始まった調査は、その土地に染み付いた「穢れ」と因縁を浮かび上がらせる──。
『残穢』は、まるでドキュメンタリーを読んでいるかのようなリアルな筆致で、じわじわと迫り来る日本的な恐怖を描き出す傑作。
謎が解き明かされるたびに、あなたの日常も侵食されていくような戦慄を体験することでしょう。

■おすすめポイント
・じわじわと迫る日本的恐怖
・圧倒的なリアリティ
・本を閉じた後も続く恐怖

10位 姑獲鳥の夏

著者:京極 夏彦

「この世には不思議なことなど何もないのだよ」
20箇月も身籠ったままの娘、密室からの夫の失踪。
雑司ヶ谷の医院に渦巻く奇怪な噂に、古本屋にして陰陽師の京極堂が挑む。
『姑獲鳥の夏』は、難解な事件と憑物落としが織りなす、京極夏彦の最高傑作。
ミステリーと怪談が複雑に絡み合い、一度読み始めたら600ページ超えもあっという間。
あなたもこの深淵な世界に足を踏み入れてみませんか?

■おすすめポイント
・「憑物落とし」の爽快感
・妖怪、伝奇、民俗学──唯一無二の世界観
・奥深い人間ドラマ

書店で本を買うって、ちょっといい。

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