
「もう一度読みたい!」歴代本屋大賞ランキングTOP10!
『売り場からベストセラーをつくる!』
全国の新刊書の書店員が選ぶ、一番売りたい本の「本屋大賞」。
過去1年間で書店員自身が「真におすすめしたい本」を選んで投票します。
現在は2025年4月に発表される本屋大賞作品の一次投票が終わり、2月にはノミネート作品発表と二次投票を控えています。
そこで!
ブックサプライが「もう一度読みたい!」歴代本屋大賞ランキングTOP10を独自調査しました!
この時期だからこそ、歴代の本屋大賞作品を読み返してみませんか?
過去の名作たちは私たちに変わらない感動や発見をもたらしてくれること間違いなし!それに、意外とまだ読んでない作品もあったりするかもしれません。
1位 蜜蜂と遠雷

著者:恩田陸
あらすじ
芳ヶ江国際ピアノコンクールに挑むのは、自宅に楽器を持たない16歳の天才少年・風間塵、かつての天才少女・栄伝亜夜、サラリーマンの高島明石、そして完璧な技術を誇る王子様・マサル。それぞれが音楽に向き合い、孤独や葛藤を抱えながら成長し競い合う。果たして優勝するのは誰なのか…。
■こんな人におすすめ!
・ピアノが好きな人
・音楽を通じて紡がれる人間ドラマに触れたい人
・音楽好きだけでなく、人間の可能性や成長を信じたい人
2位 そして、バトンは渡された

著者:瀬尾 まいこ
あらすじ
親元を転々とする生活を送ってきた高校生・森宮優子。優しい義父・壮介との暮らしていたが、過去の養父母や行方不明だった義母・梨花が隠していた秘密が次第に明らかになる。優子を守るための愛に気づいたとき、彼女はその「バトン」をしっかり受け取り、新たな人生を歩み始める。
■こんな人におすすめ!
・優しさと切なさが混じり合う物語が好きな人
・家族や親子の繋がりを感じたい人
・深いテーマに興味がある人
3位 52ヘルツのクジラたち

著者:町田 そのこ
あらすじ
家族に人生を搾取されてきた女性・貴瑚は、過去を断ち切り大分の海辺の町へ移住する。そこで母親から虐待を受け「ムシ」と呼ばれる声を失った少年と出会う。孤独を抱えた二人、それぞれの心に新たな光が灯る物語。
■こんな人におすすめ!
・優しさと切なさが混じり合う物語が好きな人
・家族や親子の繋がりを感じたい人
・深いテーマに興味がある人
4位 同志少女よ、敵を撃て

著者:逢坂 冬馬
あらすじ
1942年、独ソ戦のさなか、農村で母と故郷を奪われた少女セラフィマは、復讐を誓い赤軍の狙撃訓練学校に入隊。一流の狙撃兵となるべく仲間とともに過酷な訓練に挑み、やがてスターリングラードの戦場へ向かう。戦いの果てにセラフィマが見た“真の敵”とは何か。復讐と生への葛藤を描いた壮絶な物語。
■こんな人におすすめ!
・強い意志を持つ主人公に惹かれる人
・人間の本質に興味のある人
・考えさせられる深い物語に興味のある人
5位 流浪の月

著者:凪良 ゆう
あらすじ
家に帰ることをためらう10歳の少女・更紗は、19歳の大学生・文と雨の日の公園で出会う。事情を察して文は彼女を自宅に招くも、誘拐犯として逮捕され、2人は引き離される。それから15年後、更紗と文は偶然再会し…。愛でも友情でもない2人の関係が、新たな旅立ちを描く物語。
■こんな人におすすめ!
・揺るがない絆を描いた深い物語に惹かれる人
・繊細な心理描写を楽しみたい人
・ミステリアスな雰囲気が好きな人
6位 成瀬は天下を取りにいく

著者:宮島未奈
あらすじ
コロナ禍、中学2年の夏休みに幼馴染の成瀬あかりが閉店を控える西武大津店に毎日通い、テレビ中継に映ると言い出した。M-1挑戦、自分の髪で実験、さらには二百歳まで生きる宣言まで…。型破りな挑戦を続ける成瀬の青春が描かれます。自由奔放で愛すべき成瀬から、誰もが目を離せないません!
■こんな人におすすめ!
・一風変わった青春物語を楽しみたい人
・滋賀県や地方の雰囲気を味わいたい人
・笑いと感動が同時に味わえる作品を求める人
7位 羊と鋼の森

著者:宮下 奈都
あらすじ
高校で偶然ピアノ調律師の仕事に出会い、その音色に魅せられた外村は、調律師を目指すことを決意。専門学校で技術を学び、楽器店に就職した彼は、調律を通じて人々と音楽の絆を紡ぎながら、自らの道を模索していく。温かな成長の物語。
■こんな人におすすめ!
・音楽や楽器の魅力に興味がある人
・調律師という職業の奥深さを感じたい人
・ゆっくりと味わう小説を楽しみたい人
8位 かがみの孤城

著者:辻村 深月
あらすじ
学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもる中学生のこころ。ある日、突然鏡が光り不思議な城に導かれる。そこにはこころと似た境遇の6人と「願いを叶える鍵」を探す1年の試練が待っていた。心を通わせながら絆を深め、傷を癒す彼ら。すべての謎が明かされるとき、大きな奇跡が訪れる。
■こんな人におすすめ!
・生きづらさや孤独を感じている人
・ファンタジーの世界が好きな人
・子どもから大人まで楽しめる物語を探している人
9位 汝、星のごとく

著者:凪良 ゆう
あらすじ
瀬戸内の島で育った暁海と、母の奔放な恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。孤独と欠落を抱える二人は惹かれ合いながらも、愛の狭間で揺れ動く。それぞれが選ぶ道の先に見える未来とは。自由と不自由、愛の形を問いかける切なくも力強い物語。
■こんな人におすすめ!
・深く心に響く愛の物語を求めている人
・瀬戸内の美しい風景を感じたい人
・人生の選択や葛藤に共感する人
10位 鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐

著者:上橋 菜穂子
あらすじ
戦士団〈独角〉の頭だったヴァンは、敗北して囚われていた岩塩鉱で謎の獣の襲撃に遭い、ただ一人生き残る。そこで幼い少女ユナを拾い、共に旅に出る。一方、謎の病「黒狼熱」の治療法を探る医術師ホッサルは、抗体を持つと思われるヴァンの行方を追う。病と運命に翻弄される二人の男が織りなす壮大な物語。
■こんな人におすすめ!
・壮大なファンタジーが好きな人
・冒険や旅の物語が好きな人
・キャラクターの生き様に共感できる物語が好きな人
書店で本を買うって、ちょっといい。

書店で本を買うって、ちょっといい。
ランキングを見て、「これ読んでみたいかも」って思ったら──
次の休日は、街の本屋さんに足を運んでみませんか?
ネットでポチっと買える時代だけど、本屋さんで本を探す時間って、やっぱりちょっと特別。
たとえば目的の本を探していたはずが、ふと横の棚に目が留まって、まったく別の作品に吸い寄せられること、ありますよね。
装丁に惹かれて手に取ったり、ページをパラパラめくって「うわ、これ好きなやつ!」ってなったり。
そんな偶然の出会いがあるのが、書店のいいところ。
五感をフルに使って、物語と出会える場所。
それが、本屋さんなんです。
レシートで、本屋さんを応援しよう。

レシートで、本屋さんを応援しよう。
実は今、「本屋さんを未来に残すため」の動きがいろいろ始まっているのをご存じですか?
その中のひとつが、レシートキャンペーンです。
仕組みはとってもシンプル。
街の書店で買った本を、レシートと一緒に宅配買取で送るだけで、購入金額の“半額”が戻ってくるんです!
対象は全国の新刊書店すべて。
ご購入から1ヶ月以内の書籍が対象だから、読み終わったあとすぐに申し込めばOK。
“応援したい書店で買う”ことと“お得に読書を楽しむ”こと、どちらも叶う嬉しい仕組みです。
「せっかくだし、書店で買ってみようかな」
そんな気持ちが、未来の書店文化を守る力になります。