書店応援団オフィシャル

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2025.10.13

秋の読書週間を先取り!話題のベストセラー

秋の夜長に、心が動く物語を!

現代の生きづらさを軽やかに問うドラマ、背筋がぞくりとするミステリー、
思わずお腹が鳴るグルメ小説、自然の息吹を感じるヒューマンストーリー。

日々の疲れを癒やし、価値観を揺さぶり、明日を少し楽しみにしてくれる。
そんな一冊が、きっと見つかります。

公式ECサイトの販売データをもとに、感動・興奮・衝撃を与えた人気作をランキング形式でお届け。
この秋は、ページをめくる手が止まらなくなる“特別な読書時間”をどうぞ。

1位 コンビニ人間

著者:村田 沙耶香

第155回芥川賞受賞作。
36歳未婚・古倉恵子は、18年間同じコンビニで働き続ける店員。
コンビニのバイトとして完璧な「世界の歯車」になることで安らぎを得る恵子から、現代の「当たり前」を問われます。
「普通」とは何か?誰もが一度は考えたことのある問いに、軽やかに答えをくれる衝撃作。

■おすすめポイント
・ユーモラスで軽快な語り口
・コンビニの描写がリアル
・共感と違和感の絶妙なバランス

2位 遠い山なみの光

著者:カズオ・イシグロ

ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロのデビュー作。
戦後間もない長崎の記憶をたどる主人公の回想は、やがて不穏な空気をまとい、読者を深いミステリーへと誘います。
失われたものへの静かな哀しみと、記憶の曖昧さの中に潜む真実。
心に深く残る、忘れられない一冊です。
その繊細な筆致が、読むほどにあなた自身の記憶を揺さぶるでしょう。

■おすすめポイント
・「記憶」という名のミステリー
・心の傷と向き合う普遍的なテーマ
・ノーベル文学賞作家の原点

3位 流浪の月

著者:凪良 ゆう

2020年本屋大賞受賞作。
誘拐事件の加害者とされた青年と、被害者とされた少女。
二人が過ごした2か月と、その後15年を描く物語。
恋愛でも友情でもない関係性の尊さに胸を打たれます。
読むうちに、真実とは、幸せとは何か、深く考えさせられるでしょう。

■おすすめポイント
・ミステリー小説のような痛快な真実
・「普通」という善意の暴力
・繊細で美しい心理描写

4位 BUTTER

著者:柚木麻子

婚活連続殺人事件の容疑者・梶井真奈子と、週刊誌記者・町田里佳の面会から始まる心理サスペンス。
バターや肉をめぐる食の描写が濃厚で、読んでいるとお腹がすくほど。
梶井の言葉に揺さぶられ、美食をむさぼるうちに変貌していく里佳の姿は、私たちの奥底に眠る欲望をあぶり出します。
食と欲望、女性の生き方を問う圧巻の一冊。

■おすすめポイント
・美食をめぐる官能的な描写
・「シスターフッド」の歪んだ形
・現実の事件をモチーフにしたリアリティ

5位 口福のレシピ

著者:原田 ひ香

江戸時代から続く老舗料理学校の跡取り娘・留希子と、昭和初期に生きたお手伝いさん・しずえ。
時代も境遇も異なる二人の女性が、一皿の料理をめぐって繋がる物語。
受け継がれるレシピの隠し味には、女性たちの喜びや葛藤、そして人生そのものが詰まっています。
豚の生姜焼き、鯛の骨酒、ビビンバ、冷や汁…読むほどに心が満たされる一冊です。

■おすすめポイント
・お腹が鳴るほどの料理描写
・現代女性の共感ポイント多数
・日常を豊かにするヒント

6位 アルジャーノンに花束を〔新版〕

著者:ダニエル キイス

32歳にして幼児の知能しかなかったチャーリイが、脳手術で超天才へと変貌。
しかし、その知能の輝きが永遠ではないことを知った時、彼は人生の真実と向き合います。
その過程で描かれる愛と孤独、成長と喪失の物語に胸が締めつけられます。
人間としての尊厳とは何かを問う、全世界が涙した不朽の名作。

■おすすめポイント
・日記形式で感情移入しやすい
・普遍的な人間の真実を問う
・心理描写のリアルさ

7位 ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

著者:東野圭吾

寂れた故郷で起こった父の殺人事件。
警察が手詰まりになる中、元マジシャンの叔父・武史が颯爽と登場します。
彼の人を惑わすプロとしてのスキルが、事件の裏側に隠された真実を鮮やかに暴き出す!
ユーモアと軽快なテンポで進む、東野ミステリーの新たな傑作。
犯人探しだけでなく、町や人々の再生も描かれ、読後は不思議と前向きな気持ちになる一冊です。
週末に一気読み必至です。

■おすすめポイント
・魅力的な新ヒーロー「黒い魔術師」
・ミステリーとしての多重な仕掛け
・人間ドラマとしての深み

8位 一次元の挿し木

著者:松下龍之介

200年前の古人骨のDNAが、4年前に失踪した妹のものと一致!?
大学院生の悠が真相を追ううちに、恩師が殺され、骨が盗まれ、巨大な陰謀へと巻き込まれていきます。
遺伝人類学という最新科学と、予測不可能なミステリーが融合した、極上の知的好奇心を刺激する傑作です。
読者を最後まで惑わせる、圧倒的な展開力に舌を巻くでしょう。

■おすすめポイント
・「このミス」大賞受賞の圧倒的な技巧
・科学とミステリーの融合
・成長小説としての側面

9位 盤上の向日葵

著者:柚月 裕子

山中で見つかった白骨死体と名駒が導く、壮大な将棋ミステリー。
刑事たちの執念の捜査と、天才棋士の波乱の人生が交錯していく。
将棋の駆け引きだけでなく、虐待や裏社会など人間の深層を描く重厚さに圧倒され、最後は胸を打つ衝撃の結末が待っています。

■おすすめポイント
・息をのむ「二重構造」のミステリー
・強烈な人間ドラマと読後感
・柚月裕子作品の凄みが詰まった傑作

10位 神去なあなあ日常

著者:三浦しをん

高校卒業と同時に山奥へ送り込まれた青年・勇気が、携帯も通じない山奥の林業現場へ!
最初は逃げ出したくなる山仕事やヒルとの戦いも乗り越え個性豊かな村人たちの「なあなあ(のんびり、ぼちぼち)」な生き方に触れるうちに、勇気は人生の居場所を見つけます。
心と身体に風が通り抜けるような、爽快な林業エンタテインメント。
自然と人の力強さに元気をもらえる一冊です。

■おすすめポイント
・心と身体を癒す「なあなあ」な時間
・大自然の雄大さと圧倒的な迫力
・ユーモアあふれる村人たち

本屋さんで本を買うって、ちょっといい。

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ランキングを見て、「これ読んでみたいかも」って思ったら──
次の休日は、街の本屋さんに足を運んでみませんか?

ネットでポチっと買える時代だけど、本屋さんで本を探す時間って、やっぱりちょっと特別。
たとえば目的の本を探していたはずが、ふと横の棚に目が留まって、まったく別の作品に吸い寄せられること、ありますよね。

装丁に惹かれて手に取ったり、ページをパラパラめくって「うわ、これ好きなやつ!」ってなったり。
そんな偶然の出会いがあるのが、書店のいいところ。

五感をフルに使って、物語と出会える場所。
それが、本屋さんなんです。

レシートで、本屋さんを応援しよう。

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